ウェブ解析でよく見かける、これらの数。混同してしまいがちですが、セットにして覚えたほうが良いですよ。
それぞれの違いを把握しておきましょう~

ページ閲覧の流れサンプル

ページビューって何だろう

ページビュー(Page View = PV)数 は単純に「表示されたページの回数」です。いわゆる「アクセス数」とほぼ同義です。同じページだの異なるページだの誰が来ただのはひとまず置いておき、「自分のホームページ内でこれだけのページが見られてるんだな」というものです。
ホームページを構成するページが多ければ多いですし、少なければ少ないです。当然ですが。

ページ閲覧の流れサンプル(ページビュー)

上の画像だと、ホームページ全体では PV は 13 になりますね。

ページごとにページビューを確認する(URL 別ページビュー)

よくアクセスされるページが分かります。
トップページがダントツで多い場合、関係者のホームページ(スタートページ・ファーストページ:ブラウザを立ち上げて最初に表示されるページ)になっていることがあったりします。

上の画像だと、P1 は 4、あとは…わかりますか?

訪問者ごとにページビューを確認する(訪問者別ページビュー・平均ページビュー)

それぞれ何ページアクセスしたのかがわかります。上の画像だと、A さんの PV は 7です。
平均 PV は 13(PV)÷ 2(人)= 6.5 となります。

ゴールを達成するために、例えば資料請求フォームで、入力→確認→完了というページ遷移が必要な場合、PV は最低でも 3 以上は必要となります。

インプレッションって何だろう

インプレッション(Impression)数 は主に「広告そのものの露出(表示)回数」を指します。広告ごとに測定します。

ページ閲覧の流れサンプル(インプレッション)

ページビュー数 = インプレッション数 となる時

ページが表示されるたびに同じ広告が表示される場合。いつも固定で表示されているリンクバナーを想定するとわかりやすいです。

ページビュー数 > インプレッション数 となる時

Google Adsense で表示される広告など、複数の広告がある程度ランダムで表示される場合です。
上の画像だと、総ページビューは 13 ですが、広告1のインプレッション数 は 8、広告2のインプレッション数は 5 になりますね。

「インプレッション」には略語がないの?

ところで、「ページビュー」=「PV」なのに、「インプレッション」の略語は何だろうと思いませんか?

インプレッションは主に広告で使用しているので、1,000 インプレッション数 = Million(Thousand) として使用されています。
例えば、広告の表示回数によって費用が発生する場合、10,000 回表示で100万円かかるとしたら、

1,000,000(円)÷ 10(千回)= 10万

となります。これを Cost Per Million(CPM)と言います。

セッションって何だろう

セッション(Session)はそもそも「活動期間」などの意味を持つ英単語ですが、アクセス解析では「セッション数」=「訪問数」です。人数ではなく回数です。

ページ閲覧の流れサンプル(セッション)

ホームページにアクセスして、ページを見て回って(回遊して)、外部ページやウインドウを閉じるまでの一連の流れを「1セッション」と考えます。ただ、一定期間(Google Analytics は 30 分)に再訪問した場合は、セッションが継続しているとみなされます。

上の図だと、A さんのセッション数は 1 です。
B さんは P2 から一度離脱しています。P2 を見ていたのが0:10として(すみません抜けてました)、もう一度 P2 に再訪問していますが、30分以上経っているので新しいセッション(訪問)とみなされます。再度離脱(この場合は直帰)して、30分以内に再訪問しているので、セッション数は 2 となります。

初級ウェブ解析士の内容で、ここがわからなくなってしまうことがよくあります(経験談)。

ユニークユーザーって何だろう

ユニークユーザー(Unique User = UU)数とは、「訪問者数」です。こちらは人数です。

ページ閲覧の流れサンプル(ユニークユーザー)

Aさんが、何十ページ閲覧しようと、何度アクセスしようと、同じ人なので UU は 1 となります。

「同じ人」と判断している根拠は?

Google Analytics は、クッキー(Cookie)を発行して判断しているようです。その期間は2年間。再訪問すれば更新されます。つまり、クッキーを削除すれば新規訪問者と判別されます。そしてブラウザが変わったり、端末が変わったりしても別人と判別されます。
IP アドレスで判別する場合もあるようですが、これらはツールの仕様を確認しておきましょう。

Google Analytics は、ユニークユーザーと新規ユーザーとリピーターの考え方に癖がある(といっても他のツールをよく知っているわけではないのですが)ので、参考ページを紹介しつつ、解説はまた後日~。

参考:ユニーク ユーザー数と新規とリピーターの違い – アナリティクス ヘルプ

初級ウェブ解析士向けの用語集
初級ウェブ解析士の問題で、よく混同してしまう方が多いようです。同じ「リ」のつくものだからでしょうか?

リファラーって何だろう

「リファラー(Referer)」とは、「参照元」のことです。
現在のページの前に開いていた URL を指します。

英単語の「参照元」は「Referrer」なのですが、php などで環境変数を取得する際など、コンピュータ用語としては「R」が抜けてるんです。歴史的経緯があるようですね。

参考:HTTPリファラ – Wikipedia

ノーリファラーって何だろう

「ノーリファラー(No Referer)」とは、その参照元が取得できない場合のこと。
例えば、下記のような場合が挙げられます。

  1. メールソフトから URL を開いた場合
  2. お気に入り(ブックマーク)から URL を開いた場合
  3. アプリやQRコードから URL にアクセスした場合
  4. javascript などで新規ウインドウで開かれた場合
  5. セキュリティソフトでリファラーを送らないようにしている場合
  6. SSL ページ(https://~)から非 SSL ページ(http://~)へ移動した場合
  7. meta タグによるページ遷移(リダイレクト)を行った場合
  8. ローカルファイルからアクセスした場合

結構ありますね。
これらはすべてノーリファラーとなってしまうので、「どこから来たんだろう?」というのを知るためには、URL にパラメーターをつけるなどの工夫が必要になるわけです。
ただ、パラメーターでも対応できない場合もあるので注意が必要です。

参考:サイトへのリンク元の種類 及び それらの計測方法と特徴 – リアルアクセス解析

リクエストって何だろう

「リクエスト」とは、サーバへの「要求」のことです。

ホームページにアクセスすると、ページが表示されますね。
端末から該当サーバに「ページを表示して!」という「リクエスト(=要求)」を送ります。
サーバはそのリクエストにしたがって、ページを表示しているのです。

サーバはリクエストに従って、HTML ファイルや画像などを表示しています。
リクエストへの返答を記録したものが生ログと呼ばれるもので、正常に表示できた場合には 200 番というレスポンスヘッダー情報が記録されています。
ファイルがなかった場合には 404 番、プログラムの内部エラーが起きた場合には 500 番など、ステータス番号が決まっています。

サーバ絡みの内容ですが、覚えておきましょうね〜

初級ウェブ解析士向けの用語集
わかりやすい参考記事:IPアドレスはどこまで正確にユーザーを特定できるのか? [アクセス解析Q&A] | Web担当者Forum

「IP アドレス」って何だろう

IP アドレスというのは、インターネット上における住所のようなものです。

ざっくり言ってしまうと、グローバル IP アドレスは一戸建て、プライベート IP アドレスはセキュリティマンションのようなイメージですね。
グローバル IP はインターネットに直接つながっていますが、プライベート IP は1つのグローバル IP を玄関として、ルーターなどで自動・手動で割り当てられるアドレスです。マンションの各部屋は個人で使っていても、メイン玄関は共有されているのと似ています。

住所で考えた場合、下記のようなイメージです。例えがおどろおどろしくてスミマセン。

地獄野4丁目9-1 = グローバル IP

地獄野4丁目9-2 針山マンション = グローバル IP

地獄野4丁目9-2 針山マンション4649号 の「4649号の部分」= プライベート IP

IP アドレスは接続のたびに変動しているものもあります。
ガラケーの IP アドレスは典型的な例で、インターネットに繋ぐたびに IP アドレスが変わります。

自分の IP アドレスを知りたい場合は、下記が参考になります。

参考:アクセス情報【使用中のIPアドレス確認】

このように IP アドレスは必ずしも固定ではありませんが、決められた範囲内で変動しています。
インターネットプロバイダや大企業、自治体の IP アドレスはある程度決められているので、アクセス解析ツールで「地域」(国内だけに限りません)や「プロバイダ」、「組織名」(大企業に限りますが)からのアクセスをある程度把握できるというわけです。

他にはどんな風に使えるの?

「接続元をある程度判別できる」「ガラケーの IP の範囲は決まっている」ということから、ウェブ解析では下記のように使用することがあります。

  • 同一のアクセスとみなし、訪問数(セッション)をカウントする(30分以内の同 IP = 1セッション など)
  • アクセス解析ツールの排除 IP を指定する(関係者の端末からアクセスするグローバル IP など)
  • IP アドレスからガラケーからのアクセスを判別する(ユーザーエージェントを偽装させない)

IP アドレスの特徴を押さえておきましょう~

用語参考:IPアドレスとは (IP address) (Internet Protocol Address): – IT用語辞典バイナリ