ウェブ解析でよく見かける、これらの数。混同してしまいがちですが、セットにして覚えたほうが良いですよ。
それぞれの違いを把握しておきましょう~

ページ閲覧の流れサンプル

ページビューって何だろう

ページビュー(Page View = PV)数 は単純に「表示されたページの回数」です。いわゆる「アクセス数」とほぼ同義です。同じページだの異なるページだの誰が来ただのはひとまず置いておき、「自分のホームページ内でこれだけのページが見られてるんだな」というものです。
ホームページを構成するページが多ければ多いですし、少なければ少ないです。当然ですが。

ページ閲覧の流れサンプル(ページビュー)

上の画像だと、ホームページ全体では PV は 13 になりますね。

ページごとにページビューを確認する(URL 別ページビュー)

よくアクセスされるページが分かります。
トップページがダントツで多い場合、関係者のホームページ(スタートページ・ファーストページ:ブラウザを立ち上げて最初に表示されるページ)になっていることがあったりします。

上の画像だと、P1 は 4、あとは…わかりますか?

訪問者ごとにページビューを確認する(訪問者別ページビュー・平均ページビュー)

それぞれ何ページアクセスしたのかがわかります。上の画像だと、A さんの PV は 7です。
平均 PV は 13(PV)÷ 2(人)= 6.5 となります。

ゴールを達成するために、例えば資料請求フォームで、入力→確認→完了というページ遷移が必要な場合、PV は最低でも 3 以上は必要となります。

インプレッションって何だろう

インプレッション(Impression)数 は主に「広告そのものの露出(表示)回数」を指します。広告ごとに測定します。

ページ閲覧の流れサンプル(インプレッション)

ページビュー数 = インプレッション数 となる時

ページが表示されるたびに同じ広告が表示される場合。いつも固定で表示されているリンクバナーを想定するとわかりやすいです。

ページビュー数 > インプレッション数 となる時

Google Adsense で表示される広告など、複数の広告がある程度ランダムで表示される場合です。
上の画像だと、総ページビューは 13 ですが、広告1のインプレッション数 は 8、広告2のインプレッション数は 5 になりますね。

「インプレッション」には略語がないの?

ところで、「ページビュー」=「PV」なのに、「インプレッション」の略語は何だろうと思いませんか?

インプレッションは主に広告で使用しているので、1,000 インプレッション数 = Million(Thousand) として使用されています。
例えば、広告の表示回数によって費用が発生する場合、10,000 回表示で100万円かかるとしたら、

1,000,000(円)÷ 10(千回)= 10万

となります。これを Cost Per Million(CPM)と言います。

セッションって何だろう

セッション(Session)はそもそも「活動期間」などの意味を持つ英単語ですが、アクセス解析では「セッション数」=「訪問数」です。人数ではなく回数です。

ページ閲覧の流れサンプル(セッション)

ホームページにアクセスして、ページを見て回って(回遊して)、外部ページやウインドウを閉じるまでの一連の流れを「1セッション」と考えます。ただ、一定期間(Google Analytics は 30 分)に再訪問した場合は、セッションが継続しているとみなされます。

上の図だと、A さんのセッション数は 1 です。
B さんは P2 から一度離脱しています。P2 を見ていたのが0:10として(すみません抜けてました)、もう一度 P2 に再訪問していますが、30分以上経っているので新しいセッション(訪問)とみなされます。再度離脱(この場合は直帰)して、30分以内に再訪問しているので、セッション数は 2 となります。

初級ウェブ解析士の内容で、ここがわからなくなってしまうことがよくあります(経験談)。

ユニークユーザーって何だろう

ユニークユーザー(Unique User = UU)数とは、「訪問者数」です。こちらは人数です。

ページ閲覧の流れサンプル(ユニークユーザー)

Aさんが、何十ページ閲覧しようと、何度アクセスしようと、同じ人なので UU は 1 となります。

「同じ人」と判断している根拠は?

Google Analytics は、クッキー(Cookie)を発行して判断しているようです。その期間は2年間。再訪問すれば更新されます。つまり、クッキーを削除すれば新規訪問者と判別されます。そしてブラウザが変わったり、端末が変わったりしても別人と判別されます。
IP アドレスで判別する場合もあるようですが、これらはツールの仕様を確認しておきましょう。

Google Analytics は、ユニークユーザーと新規ユーザーとリピーターの考え方に癖がある(といっても他のツールをよく知っているわけではないのですが)ので、参考ページを紹介しつつ、解説はまた後日~。

参考:ユニーク ユーザー数と新規とリピーターの違い – アナリティクス ヘルプ

Crossroads: Success or Failureはい、ごめんください。
ウェブ解析では「いかに成果に結びついているか?」という視点が重要です。その「成果」の「指標」となるものが何なのか、ちゃんと把握できていますか?

リニューアル案件のあるある話

『うちの会社のホームページ、むかーし自分で作ったままだから、リニューアルしたいんだよね~』
「そうですね~(タイトルタグも設定されてないや…)」
『イメージのサイトはこんな感じ』
「結構ボリュームありますね(これだとざっと100万規模か…)」
『でもうちで見せたいコンテンツはこれくらいでいいよ。更新はあまりできないなあ』
「更新内容はどんなものですか?(だいぶ内容違うなあ…)」
『たまにお知らせがある程度だね。忙しいからさあ、あまり構ってられないのよ』
「はぁ…(もったいない…)」
『というわけで見積もりお願いね』
「了解しました」

という感じで、顧客の要望だけを聞いて見積もりを依頼され、ホームページを何のために作るのか、という視点が抜けてしまう事があります(ついでに言うと「了解しました」よりも「承知しました」の方が適切という話もありますね)。

これは「顧客の方もどうやって頼めばいいのかわからないから、要望を言ってるだけ」の場合が少なくないようで、エンドユーザー視点の提案を行えば、高確率で好印象を持たれます。予算との兼ね合いがあるのですが、そこは数値を盛りこんだ提案ができれば解決できます。先が見えないので、ちょっと難しいところですが。
(うちの周りだけの話ならゴメンナサイ)(営業さんはウェブディレクター連れてったほうがいいのかもしれない)

何をもって成功と言えるんだろう?

EC サイトなら商品の購入=売上に貢献 という図式が成り立つのでわかりやすいですが、例えば、資料請求やお問い合わせの件数、果てはページビューの増加や滞在時間の短縮、などの目標を達成=成果 と言える場合もあります。それらを「KPI」(Key Performance Indicators)と言いますが、これは顧客ですらピンと来ない場合が往々にしてあります。

例えば上記の例はとある中小企業の場合ですが、担当者の目的は「サイトを綺麗にしてほしい」だけだったりする場合が多かったりして。これだと「道路に綺麗な看板を作りました」と大して変わらないのですよね。

あとは「フェイスブックとかやってみたい」という、サービスへの好奇心だけが独り歩きしていたりして。非常にもったいない!

サイトのタイプを知ろう

ようやく本題です。
ニュースサイト、ブログサイト、企業サイト…というくくりではなく、目的別に分類します。

1. ECサイト(eコマースサイト・オンラインショップ)

オンラインショップで購入してもらうことを目的としたサイトです。
商品の量と質、少なくとも片方は自信を持てるくらいになると良いですね。
購入数が増えてなんぼのものなので、様々な KPI を立てやすいです。

2. リード獲得サイト(リードジェネレーションサイト・マーケティングサイト)

一般的な企業サイト(コーポレートサイト)はここに入ります。
資料請求や問い合わせ、メルマガ会員登録などで見込み客を増やすことが目的です。
マーケティング、って言ってしまうと非常に広いです。実店舗への誘導を目的としている場合もこれですね。
それだけ KPI も様々なもの、ユニークなものがあります。メインを押さえつつも、ユニークなものを見つけましょう。

3. コンテンツ特化サイト(ニュースサイト・メディアサイト・アフィリエイトサイト)

一般的な時事から、マニアックな内容など、ひとつのコンテンツを軸に作られているサイトです。ニュースサイトは様々なコンテンツを扱いますが、「ニュースというコンテンツ」でできていると考えられます。
コンテンツは新鮮さと量が命。KPI としては PV 数やソーシャルメディアの反応でしょうか。
このタイプが目的としているのはバナー広告のクリックでもあるので、それも KPI になりますね。

4. ブランド認知サイト(ブランディングサイト・プロモーションサイト・ポートフォリオ)

認知を目的としたサイトです。認知度の計測は難しいところですが、滞在時間や新規訪問者数、直帰率や1訪問者あたりの PV 数が KPI となりそうです。
また、ソーシャルメディアとの親和性が高いのもこのタイプの特徴なので、うまく使っていきたいですね。

5. サポートサイト

お客様サポートを行なっているサイトです。マニュアルやQ&A、ヘルプページが該当します。目的はサポートコストの減少や、顧客満足度の向上などでしょうか。KPI としては滞在時間(短いほうがイイ)、1訪問数あたりの平均 PV 数(少ないほうがイイ)、満足度(ページの最後にアンケートを設けておく)などが挙げられます。
ただ、それら以上に、検索後から商品やサービスの問題点を知るきっかけにするという「提供側が利用するサイト」という側面があるので、ここを忘れないようにしましょう。

以上の内容を踏まえた参考サイトがこちら。

Web解析のためのKPI大全 | Web担当者Forum

上記とは合わない上にちょっと古いですが、非常に参考になるので、目を通しておくことに越したことはありません。KPI を決める参考にしてみるのも良いかと思います。
ただし、「選ぶ」のではなく「導き出す」のが本来の KPI なので、そこは忘れないように!

アクセス解析からでは見えない、「情報発見コンバージョン」ってのが面白いです。こういうのが増えてくるのかなあ。

初級ウェブ解析士向けの用語集
初級ウェブ解析士の問題で、よく混同してしまう方が多いようです。同じ「リ」のつくものだからでしょうか?

リファラーって何だろう

「リファラー(Referer)」とは、「参照元」のことです。
現在のページの前に開いていた URL を指します。

英単語の「参照元」は「Referrer」なのですが、php などで環境変数を取得する際など、コンピュータ用語としては「R」が抜けてるんです。歴史的経緯があるようですね。

参考:HTTPリファラ – Wikipedia

ノーリファラーって何だろう

「ノーリファラー(No Referer)」とは、その参照元が取得できない場合のこと。
例えば、下記のような場合が挙げられます。

  1. メールソフトから URL を開いた場合
  2. お気に入り(ブックマーク)から URL を開いた場合
  3. アプリやQRコードから URL にアクセスした場合
  4. javascript などで新規ウインドウで開かれた場合
  5. セキュリティソフトでリファラーを送らないようにしている場合
  6. SSL ページ(https://~)から非 SSL ページ(http://~)へ移動した場合
  7. meta タグによるページ遷移(リダイレクト)を行った場合
  8. ローカルファイルからアクセスした場合

結構ありますね。
これらはすべてノーリファラーとなってしまうので、「どこから来たんだろう?」というのを知るためには、URL にパラメーターをつけるなどの工夫が必要になるわけです。
ただ、パラメーターでも対応できない場合もあるので注意が必要です。

参考:サイトへのリンク元の種類 及び それらの計測方法と特徴 – リアルアクセス解析

リクエストって何だろう

「リクエスト」とは、サーバへの「要求」のことです。

ホームページにアクセスすると、ページが表示されますね。
端末から該当サーバに「ページを表示して!」という「リクエスト(=要求)」を送ります。
サーバはそのリクエストにしたがって、ページを表示しているのです。

サーバはリクエストに従って、HTML ファイルや画像などを表示しています。
リクエストへの返答を記録したものが生ログと呼ばれるもので、正常に表示できた場合には 200 番というレスポンスヘッダー情報が記録されています。
ファイルがなかった場合には 404 番、プログラムの内部エラーが起きた場合には 500 番など、ステータス番号が決まっています。

サーバ絡みの内容ですが、覚えておきましょうね〜

初級ウェブ解析士向けの用語集
わかりやすい参考記事:IPアドレスはどこまで正確にユーザーを特定できるのか? [アクセス解析Q&A] | Web担当者Forum

「IP アドレス」って何だろう

IP アドレスというのは、インターネット上における住所のようなものです。

ざっくり言ってしまうと、グローバル IP アドレスは一戸建て、プライベート IP アドレスはセキュリティマンションのようなイメージですね。
グローバル IP はインターネットに直接つながっていますが、プライベート IP は1つのグローバル IP を玄関として、ルーターなどで自動・手動で割り当てられるアドレスです。マンションの各部屋は個人で使っていても、メイン玄関は共有されているのと似ています。

住所で考えた場合、下記のようなイメージです。例えがおどろおどろしくてスミマセン。

地獄野4丁目9-1 = グローバル IP

地獄野4丁目9-2 針山マンション = グローバル IP

地獄野4丁目9-2 針山マンション4649号 の「4649号の部分」= プライベート IP

IP アドレスは接続のたびに変動しているものもあります。
ガラケーの IP アドレスは典型的な例で、インターネットに繋ぐたびに IP アドレスが変わります。

自分の IP アドレスを知りたい場合は、下記が参考になります。

参考:アクセス情報【使用中のIPアドレス確認】

このように IP アドレスは必ずしも固定ではありませんが、決められた範囲内で変動しています。
インターネットプロバイダや大企業、自治体の IP アドレスはある程度決められているので、アクセス解析ツールで「地域」(国内だけに限りません)や「プロバイダ」、「組織名」(大企業に限りますが)からのアクセスをある程度把握できるというわけです。

他にはどんな風に使えるの?

「接続元をある程度判別できる」「ガラケーの IP の範囲は決まっている」ということから、ウェブ解析では下記のように使用することがあります。

  • 同一のアクセスとみなし、訪問数(セッション)をカウントする(30分以内の同 IP = 1セッション など)
  • アクセス解析ツールの排除 IP を指定する(関係者の端末からアクセスするグローバル IP など)
  • IP アドレスからガラケーからのアクセスを判別する(ユーザーエージェントを偽装させない)

IP アドレスの特徴を押さえておきましょう~

用語参考:IPアドレスとは (IP address) (Internet Protocol Address): – IT用語辞典バイナリ

SSA
あの清水誠さんが監修された本です。ようやく読み終えたのでやっとレビューを書けます・・・内容は、決して上級者向けというわけではないのですが、翻訳本なので(個人的に)読み進めにくかったのです。

今すぐサイト内検索ボックスを入れよう!

話はそれからだ!

1個でも5個でも10個でもデータが集まっていた方が読みやすいので、サイト内検索をできるように、ブログなりホームページなりに設置しておきましょう。善は急げ。設置していない人は、今すぐ設置してください。

どうしたらいいのかわからなければ、Google のサイト内検索ツール(カスタム検索エンジン)を導入してみてください。検索結果を自分で調整できないデメリットはありますが、分析しやすいのでオススメです。

SSA はホームページを使ってくれる人のニーズを理解するための最適な手法

サイトサーチアナリティクス(SSA : Site Search Analytics)は、サイト内検索されたキーワードを分析し、サイト内で求められている情報を理解する手法です。

お店に呼び込むための手法が SEO だとしたら、呼び込んだお客様が何を探しているかを知る手法が SSA です。「何をお探しでしょうか?」と尋ねなくても、訪問者が「これはどこですか?」と聞いてくるのです。しかもそれらをカンタンに分析できるとしたら、活用しない手はないでしょう。

目的とされたものをパターン分けしたり、対象ユーザに基づいて検証してみたり、ゴールに基づいた解釈をしてみたり。そもそも、検索結果がなかった、という事についても理由や状況を知ることで新しい発見があるかもしれません。

検索されたキーワードは、ロングテール分布(ロングテール理論 - @IT情報マネジメント用語事典)になりますが、ショートヘッド(頻出する上位の部分)の分析から行なうことができると考えると、決して難しいものではないことがお分かりいただけるかと思います。

ただ、1章から読むとちょっと大変かもね

SSA の有効性を説いた本なので、最初は「これだけすごいんだよ!」という意気込みは伝わってきますが、普段使い慣れている Google に言及したものではなく、分析も生ログを例に挙げられているので、「検索エンジンを自作してチューニングしなきゃいけない…だと…?」なんて絶望感の方が先に立ってしまいました。

そんなとっつきにくさがあったので、Google Analytics は入れてるよ、これを有効活用できないかな?と思われている方には、最初から読むと心地良い睡眠を誘発するかもしれません。

まず最後の第11章を読んでから、各章のまとめを眺め、第7章で指標のサンプルに鼻息を荒くして(でもこれをこのまま使うとドツボにはまるので注意)、そして気になる章を読んでいくのがいいんじゃないのかなと感じました。

私としては、難しいものではないから、まずはできるところから “データと遊んでみる” ことを、オススメしたいところです。

WordPress の検索フォームがあれば Google のカスタム検索エンジンはいらない?

WordPress を使っている方は、検索機能がついているので「なるほど、これが使えるのね」と思われるかもしれませんが、個人的には、Google に変えたほうが良さそう。という結論です。

というのも、たとえば実際に「jQuery」という単語で検索した際の結果が、Google の方が優れているのです。うちのサイトで WordPress 内の検索を行なうと、画像などのライブラリデータが上位表示の対象となったり、肝心の jQuery 関連の記事が次のページにあったりするからなんですね。

方や、Google はちゃんと jQuery 関係の記事を上位に出してくれて、カテゴリやタグのアーカイブページも提示してくれます。この執事っぷりが UX の違いなんでしょうか。

カスタマイズすれば良くなるのかも知れませんが、手っ取り早く改善したいなら、Google のカスタム検索エンジンに変えたほうが良いでしょう。

これでサイト内検索キーワードのデータが少しでも揃ったら、本を参考に、SSA をお試しください。

Mindy Mouseはい、ごめんください。ひじり@雪国のウェブ解析士です。

ウェブ解析を行なうと「ここらへんを改善するとこれだけ良くなりそう」という仮説を立てることになるわけですが、「どのように改善すれば良いのか?」という方法を模索することになります。

Google Analytics の解析データだけでは見えてこない部分もあります。その定量的なデータからはわかりにくいのが、ユーザビリティ。製品やサービスには自信があるのに、どうにもコンバージョンにつながらない、という場合は、ユーザビリティの改善を行なうと一気に改善できる可能性があります。逆に、闇雲にデザインリニューアルを行なっても費用がかかるばかりですね。ポイントを押さえて改善していきましょう。(だからニッチなサービスを扱っている、金銭的体力の少ない中小企業にウェブ解析はオススメなのです)

ユーザビリティってなんだろう?

ユーザビリティ (Usability) はそもそもウェブに限ったものではなく、端的に言えば「使いやすさ」です。ISO 9241-11 に言葉の定義があるのですが、私は、期待する目的を達成するため、ユーザが気持ちよく使えるかどうか と考えています。どれだけストレスを減らせるか、ですね。

ユーザビリティについては下記が詳しいので、ちゃんと知っておきたい方は一読しておくことをお勧めします。

参考サイト:ユーザビリティとは – U-Site

上記サイトからちょっと引用。下記5つのポイントがわかりやすいです。

学習しやすさ
システムは、ユーザがそれをすぐ使い始められるよう、簡単に学習できるようにしなければならない
効率性
一度学習すれば、あとは高い生産性を上げられるよう、効率的に使用できるものでなければならない
記憶しやすさ
ユーザがしばらくつかわなくても、また使うときにすぐ使えるよう覚えやすくしなければならない
エラー
エラーの発生率を低くし、エラーが起こっても回復できるようにし、かつ致命的なエラーは起こってはならない
主観的満足度
ユーザが個人的に満足できるよう、また好きになるよう、楽しく利用できなければならない

じゃあ、これらをどうやって評価すれば良いのか?GA の場合は直帰率の高いページや、重要なページの滞在時間が極端に短い、長いというような部分を確認する方法もあります。が、近年、無料で始められるツールが出てきているのでそれを利用しない手はありません。

ユーザビリティをチェックするためのツール

ユーザビリティを確認するためには、アンケートやモニターによるユーザテストが主流でしたが、これは時間も費用もかかって大変でした。しかし、ウェブにおけるユーザビリティチェックは、無料から始められるツールが色々出てきて、手軽に確認できるようになりました。すごい時代ですね。

主にはヒートマップ(どこが見られているかがサーモグラフィーのようにわかる)やマウストラッキング(マウスがどんな動きをしたのかがわかる)などが主流で、おそらく他にもあるのだろうとは思いますが、個人的に面白そうだと思ったツールをご紹介します。

User Heat(ユーザーヒート)

ヒートマップの無料ツール User Heat :どこが読まれているかを可視化

1アカウント(メールアドレス)につき1つのタグが発行され、タグを含んだページのデータを蓄積していきます。

ここがすごい
どこがよく見られているのか、どこにクリックが集中しているのか、などがヒートマップとして現れるので、直感的に知ることができます。

例えば、バナーのつもりではない画像がクリックされていたり、バナーとして作った画像が完全にスルーされていたり。力を入れたフッタが思ったほど見られていなかったり・・・。結構衝撃的な事実がわかります。

注意したい点
URLごとにデータが蓄積されるので、同じURLでも期間によって内容が変わると、正しい結果を得られない場合があります。例えば、先月まであったメニューがなくなって1つずれると、「あれ?なんだ、このページ結構クリックされてるじゃん?」ということが起こりかねません。

そのような期間設定を踏まえたり、もっと詳細なデータがわかる有料版は下記、ユーザーインサイト。

アクセス解析ツール ユーザーインサイト : どんな読者が、どうサイトを見たかが分かるアクセス解析

GhostRec(ゴーストレック)

まったく新しいWEBサイトのユーザビリティ調査ツール – GhostRec.jp

ユーザ登録し、簡単な手順で発行された javascript のタグを解析したいサイトのページに埋め込みます。最初は無料で始められ、続けたいと思ったら課金する形になります。最初にクレカ登録などはなく、有料版への押し売りもないので、辞めたい場合はすぐに辞められます。

ここがすごい

タグを埋め込んだページにアクセスした人の行動が全部録画されているという、監視カメラのような驚愕のツールです。そのデータを元にヒートマップも生成されます。

監視カメラって言うとすごく気持ち悪い感じを受けるかもしれませんが、個人情報はまったくわかりません。そんなゴーストレックの使用レビューはまた後日。

注意したい点

最初は 100RecPv(録画100回分)が無料でもらえるので、とりあえず全部のページに仕込んでみました。そしたら、2日かからずにでもう使い切ってしまったんですね。
そのくらいのPVはわかっていたので、「おー、すごーい!どんな動きをしてるのかなあ?ワクワク」と覗いてみたら、0秒とか1秒とかのオンパレード。しかもページがバラけているのでデータが蓄積されにくく、ヒートマップがとれたのはたった1ページ。(それでも取れただけすごいのかも)
「とりあえず」でやってはいけない典型的な失敗となりました。というのも、ここまで短時間のデータばかりになるとは思っていなかったので。やるなら目的を持ってページを2~3に絞ったほうがいいです。も、もったいなさすぐる…。

ユーザビリティチェックツール

ユーザビリティチェックツール | ユーザーサイド 株式会社アーティス ユーザビリティ研究プロジェクト

汎用的なチェック項目をすべて網羅しています。ユーザ視点というよりは、提供側として心得ておきたいという項目がズラリ。登録の必要はないので簡単に使えますね。

ここがすごい

各カテゴリーごとに設問があり全部で55項目もあるので、「サイトのユーザビリティチェック結果です」とか言って顧客に出せる資料になりかねないくらい網羅されています。

注意したい点

ユーザビリティは時代によって変わってくる部分もあるため、これらの項目がすべてではありませんし、型にはまらない動きをするのが人間です。
どんなところに着目していればいいか、というのを自分のものにしておきたいですね。

FiveSecondTest(英語のみ)

FiveSecondTest

最後は英語版しかないのですが、スクリーンショットを5秒間見て、設問に答えてもらい、その結果を反映するというもの。タスク型の簡単なアンケート調査ツールですね。

ここがすごい

簡単な登録、簡単な手順でデータが溜まっていくのが面白い。このサイト自体のユーザビリティが秀逸(笑) 有料版もあります。

注意したい点

言語が違うとよくわからないしどう答えたらいいのかわからない、という状況になるので、海外向けのサイトには適していますが日本語サイトは難しいですね。日本語版があればいいのに。(余裕ができたら似た感じのものを作ってみたいなあ)

というわけで、今度はゴーストレックの使用レビューを行いまっす。

はい、ごめんください。WEB解析 Advent Calendar 2012 の記事としては、今回で最後になります。

ウェブ解析を行なうにあたって、2012年末までの必読記事をまとめました。各サイトで面白い記事は紹介しきれないので、今年自分がピコーン!となった方々と、関連記事をご紹介。

個人的にファンになった方々と関連ブログ&記事

清水 誠 さん

ブログ:実践CMS*IA
!記事:コンセプトダイアグラムの描き方
!記事:サイトオーナーが片手間で実践できる効果測定と改善メソッド(slideshare)
!記事:UX流Web解析 (2012.12版)(slideshare)
Web担記事:アクセス解析新手法「コンセプトダイアグラム」とは? サイトの全体像を可視化して知るべき指標を知る【レポート】
ITmediaコーナー:「清水誠のWeb解析ストラテジー」最新記事一覧
参考:『サイトサーチアナリティクス』ファンサイト

コンセプトダイアグラムの生みの親であり、実践的かつ具体的な手法で公開されています。普段は国外にいらっしゃるので、国内で開催されるセミナーは必聴!

鈴木 謙一 さん

ブログ:海外SEO情報ブログ – 海外のSEO対策で極めるアクセスアップ術
!記事:特定のキーワードに対して最適化することが今のSEOではない。2013年のSEOに向けてあなたが準備しなければならないこと。
!記事:最適化していないキーワードで上位表示するのは“Topic-Sensitive PageRank”と“共起語”が理由か?
Web担コーナー:海外&国内SEO情報ウォッチ コーナーの記事一覧

いち早く、主に Google に対する情報を発信されています。SEO の最新情報として見逃せません。

衣袋 宏美 さん

ブログ:Insight for WebAnalytics
Web担コーナー:衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座 コーナーの記事一覧
Google アナリティクス完全マニュアル
アクセス解析の協議会 アクセス解析イニシアチブ

Google Analytics のことなら右に出る者はいない、業界屈指のプロの方。ツイッターのつぶやきからも、学ぶところが大きいです。個人的に一番萌えたツイート:Twitter / hibukuro: そうそう、別に数字だけで世の中が動いているんじゃない …

永江 一石 さん

ブログ:More Access,More Fun!
!記事:まずは重い「SEO病」を直すことが、本当の集客対策だと断言しよう
!記事:役に立つコンテンツをどう作るかの考え方について

いつもキャッチーなタイトルでバッサリと軽快な記事を書かれている永江さんのブログ。綺麗事だけではない、本質をついた内容満載です。”「ネットで集客する」ということは、「ネットと親和性の高いユーザーに適正化する」というのと同意語” が印象的でした。当たり前なだけに忘れがち。

他にも 江尻さんマキタニ さんなど、ウェブ解析って面白いなあ、楽しいなあと思わせてくれる方々を知ることができて、とても良い1年になりました。

その他、チェックしておきたいサイト

GA フォーラム | Googleアナリティクスの情報サイト
Google Analytics の情報をわかりやすく発信しているサイト。

モバイルファーストマーケティングラボ
スマートフォンとモバイルEC事例・ノウハウ集が満載です。スマートフォン対応が本格化する昨今、はずせないブログです。

インバウンドマーケティング:バズ部
書いた記事は一気にバズる、まさにバズ部。「インバウンドマーケティング」とサブタイトルにありますが、有益な情報を提供することで話題を集め、集客するマーケティング手法のこと。真似したくなるノウハウが満載のブログです。

フィードフォース全力ブログ
ソーシャルメディアの利用についての情報満載。具体的なノウハウが提供されているわけではないですが、普段からチェックしておいて損はありません。

INFO|リスティング広告・PPC広告の運用代行ならカルテットコミュニケーションズ
リスティング広告運用についての情報ならこちら。広告はウェブ解析の施策の選択肢にもなりますから押さえておきましょう。

UXAnalytics Lab
ウェブ解析とUXを結んだ観点からの情報。Facebookにて収集される情報もタメになります。

WEB解析 Advent Calendar は来年もやりたいです

正直なところ、毎日投稿することができずにコケてしまいました。私が毎日一人で投稿する必要はなかったので、やはり認知が足りなかったなあと反省。

1人でやってて途中でネタ切れになったのは、各所でウェブ解析が盛り上がってきて、プロの方が掲載する記事がもう眩しくて眩しくて、自分が記事を続けている意味あるのかな?というのが主な理由でした。しかも掲載できる事例があればともかく、それもないので意気込みだけでやってる、という状態だったのですよね。ですが、ネタ探しをしたことで非常にタメになったことは確かです。

2013年はウェブ解析がもっと一般化する年になるかと思いますので、来年同イベントを行なうことができたら、早めの告知と認知向上を行なって、1人1記事を1日ずつ、となれば嬉しいです。もちろん、雪国のウェブ解析士として(!)自身で行った無料セミナーの内容など出せたらいいな。

イベントにご参加いただいた、江尻さん、マナカさん、アービンズさん、澤田さん、檜田さん、小犬丸さん、さん、ありがとうございました!

はい、ごめんください。ひじり@雪国のウェブ解析士です。

Tomoyuki Koyamaさん からいただいた WordPress Advent Calendar 2012WEB解析 Advent Calendar 2012 の23日目のポストです。

最初は WordPress で Trust Form のあたりを掘り下げようかと思っていたのですが、せっかくならウェブ解析と組み合わせてしまいます(のめしじゃないよ!のめしじゃないよ!)

技術的なことはたくさんの方に言及されていますので、運用のコツを少々(と言っても長文になってしまいました)(2つのテーマを合わせてるから尚更)。

WordPress は SEO に最適!

WordPress は SEO と親和性が高いと言われていますが、その根拠は SEO を簡単にできるシステムだからです。何より、Google のウェブスパムチーム(=検索エンジン開発部門)の責任者である Matt Cutts 氏が WordPress を推していることは大きいですね。

(ちなみに SEO「対策」って言葉は変だと思っている一人です。SEO=検索エンジン最適化 なので、そのままでいいじゃないかと小一時間…)

参考:Google検索の責任者やSEOの天才も認めるWordPressのSEO効果 | WordPress(ワードプレス)ナビゲーター・ドット・コム

どうして SEO が簡単なの?

最適なプラグインがある、というのは1つの答えですが、イチオシは「質の良いコンテンツを簡単に増やせる」に尽きると思います。なら Movable Type でも他の CMS でもいいでしょ、という声も聞こえてきそうですが、導入の手軽さからも、やっぱり WP かなあと。

例えば記事を投稿する際、カテゴリーとタグを設定したとします。

すると「トップページ」「年月アーカイブ」「カテゴリーアーカイブ」「タグアーカイブ」「著者アーカイブ(あれば)」の5種類のページを作成してくれます。試しに自分のブログURLを検索してみてください。ほとんどのページがインデックスされているのがわかるかと思います。

それはブログだからでしょ、ホームページとしてCMSを使う場合はあまり意味がないんじゃ?
そう思われた方、もったいないですよー!

  • CMSとしてホームページを構築しました。
  • ソーシャルブックマークもつけました。プラグインで簡単でした♪
  • 固定ページはワードと同じように簡単に更新できますよ!

・・・って、これじゃ WordPress 使ってる意味がありません!わぷーが泣きます!しょんぼりします!
質の良いコンテンツを増やす、これこそが WordPress で SEO をするコツです。

質の良いコンテンツって何?

質の良いコンテンツ = ユーザーのニーズにあったコンテンツ です。

固定ページでも、文字数が少なくても、質が良ければ SEO になります。場合によっては、140文字のツイートが SEO 効果をもたらすことだってあるのです。ただ1ページの情報が少ない場合、ソーシャルメディアで何らかの反応があるかもしれませんが、意図していない場合がほとんどなので、長引くことはほとんどありません(一般的なホームページの場合です)。

良いコンテンツづくりは、5つのポイントに絞って考えると良いです。

  1. このホームページを作る目的(理由)はなんだろう?
  2. このホームページの目標(ゴール)はなんだろう?
  3. このホームページに興味を持ってくれるのはどんな人?
  4. このホームページの目標を達成するには、どうすればいいかな?
  5. このホームページに来た人が、探し求めている情報はなんだろう?

これらが具体的になっていれば、必要なコンテンツは決まってきます。考えれば考えるほど増えてきますが、WordPress なら簡単に対応できるので、結果として充実するわけですね。

例をあげてみます。

とある地域に、一軒のレストランを出店することにしました。子ども連れ向けに、広い部屋があります。宅配は行なっていません。レストランですがアイスクリームにこだわりがあります。

このホームページを作る目的(理由)はなんだろう?
お店を認知させるため
このホームページの目標(ゴール)はなんだろう?
店舗に足を運んで欲しい(行動喚起)
このホームページに興味を持ってくれるのはどんな人?
出店地域周辺に住んでいる方々。アイスが好きな方。
このホームページの目標を達成するには、どうすればいいかな?
地域情報のサイトに登録する。アクセス方法をわかりやすくする。写真をたくさん載せる。小さなお子さんがいても大丈夫とアピールする。
このホームページに来た人が、探し求めている情報はなんだろう?
お店のメニュー、場所、価格、駐車場、アイスのメニュー、・・・等々

・・・さて、5つの項目を書いていく中で、「ん?こ、これは…!」と何かに気づけたらおめでとうございます。

自己満足にならないために

お客様の視点になって色々整理すると方向性が見えてきますが、最後の「探し求めている情報」のネタが充実させるべきコンテンツになるわけです。あれもこれも載せたい!と思い始めると、それが無いうちは公開できないと思い込むかもしれませんが、公開後も簡単に更新できるので心配ありません。そう、WordPress ならね。

キーワードを意識してコンテンツが充実してくれば、必然的に SEO になるので、そこそこのアクセスが稼げるようになります。
ただ、アクセスが増えた減った、ということに一喜一憂するだけでなく、そのデータから更にニーズを検証できれば、もっとお客様にアプローチできます。

「店舗はこの人気が高いけど、この商品のアクセスが多い…なんでだろ?」
「おや、このタグのアーカイブページ、意外とアクセスが多いなあ」
「このページ、見て欲しいのにアクセスが伸びないなあ…どうしたらいいんだろう?」
「ホームページを見て電話してる人、いるのかなあ?」

こんな疑問が出てきたら、ぜひウェブ解析を行なったり、依頼してみてください。「なんだろう?」→「こうかも?」→「やっぱりこうだ!」→「ならこうしてみよう」と、色々なことがわかります。

また、ウェブ解析はデータありきではなく、ビジネスを全体にした仮説ありきなので、効率的に増やすべきコンテンツがわかるようになります。

初級ウェブ解析士のテキストが体系的にまとめられているので、資格取得を目指さなくても、読み物としてもオススメです。

初級ウェブ解析士は、アクセス解析のデータを読めるようになります。
上級ウェブ解析士は、データから成果への道筋を示すことができます。

フットワークの軽い WordPress で、お客様に喜ばれるホームページを作ってくださいね!

WordPress Advent Calendar 2012、次回は bren さんです!WEB解析 Advent Calendar 2012 への参加者も最終日までお待ちしてますよー!

WEB解析 Advent Calendar 2012 に檜田さまより寄稿いただきました!(遅くなってすみませんでしたー!)(ジャンピング土下座)

企業に所属していて、ウェブ解析を企業内に広めたい!でも…という方にオススメの、会社からはどう見られているの?というぶっちゃけ話。ネガティブな話も含まれているので、ウェブ解析の実情がよくわかります(笑)

檜田さま、ありがとうございました!

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はじめまして
2012年8月に上級ウェブ解析士を取得しました檜田と申します。
一応、ウェブ解析士協会にある取得者リストにも掲載頂いておりますので興味がある方は 上級ウェブ解析士 講義・業務の相談 からどうぞ。

現在はデジタルコンテンツ配信を行っている某会社にてアクセス解析データからの改善案、施策の提案決済代行会社との営業窓口といった課金面までやらせて頂いております。
…まぁ色々としがらみもある部署なのですがw
あっ、楽天さんではありませんよ(笑)

さて、今回寄稿させて頂く上で何について書こうかなーと思っておりましたが自分もまだまだ胸をはって言える様な業績らしい業績がないので…
(まぁ、所属している会社にも許可を取るのが面倒という理由もありますがw)
ウェブ解析という部分が会社からはどう見られているのかという部分について所見を書かせて頂きたいと思います。

なぜ、ウェブ解析士という資格を取ったのか

まずは、自分がなぜウェブ解析士という資格をとろうかと思ったのかという事に関して書いていこうかなと思います。

実は、アクセス解析という事を業務で行ったのは今の会社で初めての事でした。
以前のファッションEコマース会社では、カスタマーサポート、ユーザーの声を元にしたブランドへの改善営業(主に商品の納期遅延改善)という事を行っておりました。
途中からカスタマーサポートのくせに改善営業がメインとなって様々なブランドへの改善提案という部分もあり、現職にてアクセス解析、ユーザーの声からの改善という事を行っております。

さて、話を戻して…
なぜウェブ解析士という資格に興味をもったのか。

見つけたのは、偶然「アクセス解析 資格」という検索ワードを入れた時にファーストビューに目に入ったからという理由です(笑)
単純ですよね。

そして6月に初級、8月に上級という様に取得させて頂きました。
連続して取得させて頂いたおかげで、解析力という部分を強化出来たなと感じる事も多々あります。

来年はマスター取得しようかとも思っております。

しかし…
取得したからこそ見えてくるネガティブな部分もあるわけでして(汗)

見えてくるネガティブな部分とは?

さて、ウェブ解析士を取ってさぁ解析、分析!と意気込むのはとても良い事です。
しかし、個人やウェブ解析士の仲間達から見て正しい事も一企業の一社員が取得したからといって何かが変わるわけではないのです。

上司、企業が解析という部分に対して重要性を感じていない

これは、どの企業でもそうだと思いますが、資格という部分に対して重要性はないというマネージャーは沢山いるかと。
特に営業、企画の会社はそういった資格、勉強よりはコンテンツを取ってこい、新しい企画をあげろ!というある意味、旧時代的な考えが染みついているからかもしれません。

やっている事がとても見えにくい

今、自分がやっている事は他の部署から見るとよくわからないと言われますが正にそう言われても仕方ない部分もあります。
効果測定、企画考案、…というのはコンテンツ、モノを仕入れる営業、数字を見る経理、社内の何でも屋総務という風には解析は思われません。
ここだから書けますが、正直自分の部署は肩身がせまい部署です…

主に上記の2点という部分は社内で自社サービスに携わっているからこそ思うネガティブな部分ではないかと思います。
特に今、企画、営業会社の解析部門という立ち位置は正直、異色という事もあり社内では必要あるのかという風に現状言われております(笑)
やはりウェブ解析士という資格も仕事もまだまだ浸透はしていないというのが日本というものでしょうか。アメリカではウェブアナリストという仕事は確立されてるんですけどねー。

取得してよかったという点

まぁ、ネガティブな事言ってても仕方ないので、取得してよかった点にいきましょう。

筋道たてて物事を考えられる様になった!

いきなり、何当たり前な事をと言われそうですが…実際当たり前の事が出来ていなかったという部分を再認識できたというのは大きいです。目標値からの逆算、KPI策定、基準値…という細かい部分ではありますが、これからはこの細かい部分をきちんと見ていく事が企業としても個人としても伸ばしていかなければならないと思ってます。

これからウェブに関わる事になるであろう人にはスタートラインとして最適

正直、前職までは川下の業務だったので(笑)
今までウェブの川上にいなかった人も基本的な下地として良いスタートラインだと思います。

元々ウェブに関わってきた人には、基本的なおさらい+解析、分析という部分が強化できる

一番、初めの筋道たてて…というところと被りますが、解析、分析という部分に強くなれ、
また提案力も講座、勉強を通して下地部分はできると思います。

ウェブ解析士という資格は個人のレベルの向上という部分では是非取得しておくべきだと思いますが、企業内という話だと正直、「意味あるの、それ」と言われてしまうというのが現状かなと思っています。

企業内で「意味あるの、それ」と言われない様にする為に

実際、私自身そういわれた事があります。
取得した事が意味ないと言われたムカつかない人間はいないと思いますが(笑)

ただそう言われた事で「社内で広めてやろう」と思う様になりました。
今、ウェブ解析という部分を広める為に行っている事を紹介させて頂きます。

解析データを各事業部長に渡す

基本的な部分ですが、社内の重要人物に対してデータを見せる=何をやっているのかという事が見えるという事です。特に営業会社の様な所は何をしているかわからないという事に対してすごく嫌悪感を抱きやすい事もあります。ただ、きちんと自分の上長を蔑ろにしないで下さいね(笑)

※ぶっちゃけた話、自分は蔑ろにしているというより黙って行動する事が多いのでマネしちゃいけません。上長と見てる目標値やら何やらが同じなら行動をおおっぴらにするべきなんですが。

そんなの当たり前!と言われてしまうかもしれませんが、実際これが一番重要だと思ってます。

コンサルタントの方は、自分の技量を高める事が重要(それと信頼を作り上げる事もですが、技量を上げる=信頼に繋がると考えています)、ただ企業内でウェブ解析を広める為には「社内営業」がすごく重要です。なぜなら、案外上の肩書をもっている方というのは改善よりも「新規事業」という事をとても重要視する傾向があります。
(この傾向もわかります。だって今の経済市場ってもう行き詰ってる感、満載ですもんね)

なので改善という部分ってあまり目を向けられない事、多いんですよね。きちんと数値化して提案しても元々ある案件優先という事も多々ありますし。個人的には進んでいる案件でもより効果が出せる案件が後から出たらそれを優先する為にペンディングさせてしまうのが良いと思っているんですが…。
まぁ、企業内にウェブ解析を浸透させるには「社内営業」が一番大事!です。

これからのウェブ解析士について

少しウェブという部分から離れてしまいますが…
僕はこれからの経済市場は「新規事業」よりも「既存のサービスをじっくり育て上げていこう」という方向に向いてくると思ってます。

育てるとは親が子を育てるのと同じ様に、「きちんと動向を見てあげて、伸ばしてあげる所は伸ばして、間違っている部分は治してあげる」という事です。
ほら、なんとなく「ウェブ解析」と似てません?(笑)

海外ではもうそういった傾向もあり「ウェブアナリスト」という仕事が確立されています。
日本ではまだまだ何かの業務と兼務が多いですが、そろそろ単独の職位で「アクセス解析、ウェブ解析業務」増えてくるのではと予想しています。

そういった事もあり「ウェブ解析士、取得しようかな」と少しでも思っている人は是非取得しておくべきだと思います。仕事面でもそうですが、ウェブ解析士という資格を通じての知り合いが増えるという事はとても大きい価値があるものです。
自分も上級を取得し、まだ日も浅いですが来年はマスター取得を目指していきたいと思っております!
(後、GAIQも取得したいなーっと)

何かと雑多な文章になってしまった事も否めませんが、これにて終わりとさせて頂きます。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

はい、ごめんください。ひじり@雪国のウェブ解析士です。

一般社団法人 ウェブ解析士協会 代表理事の江尻さんより、ツイッターで行動規範のページを教えていただき(今更!?)、まだまだ自分の中で消化しきれていなかったので自戒も込めてエントリー。

参考:ウェブ解析士行動規範 – ウェブ解析士認定講座・検定 | 初級・上級・マスター3つの資格を用意

行動する人であれ

ウェブ解析士の顧客が企業だとすると、その企業の顧客は消費者だったりまた別の企業だったりしますが、ウェブ解析士にとっての「お客様のお客様」がいかに良いサービスを受けられるかが、まず最初にあります。

良いサービス、というのは、「お客様のお客様」の満足度が高いこと。高い満足度のサービスを提供することで、企業、つまりウェブ解析士にとっての「お客様」が収益を上げる。

そしてその効果を受けて、ウェブ解析士が PDCA サイクルを回す。するとまた「お客様のお客様」にリーチする。

この循環を作るのが、ウェブ解析士のお仕事なのですね(ビジネスが軌道に乗れば、ウェブ解析士はお役御免といきたいところですが)。
ここには、実はウェブという言葉が出てきません。ウェブのデータをメインに扱うことはしますが、視点はウェブに限らないですし、限ってはならないのですね。

1.事業の成果を上げ、産業を振興します
ウェブ解析士の目的は「ウェブを改善すること」ではありません。「ウェブ解析を通して事業の成果に貢献すること」です。クライアントと、成功も失敗も共有する関係を築き、お互いが成長することを喜びとします。ウェブ解析士は、経験を積むためにボランティアを行うこともありますが、原則、ビジネスとしてウェブ解析を行います。ウェブ解析のプロとして、産業を振興し、社会に貢献します。

実際、ホームページの改善ポイントがわかるようになりますが、それは目先のことでしかありません。間違ってはいけないのは「事業の成果に貢献する」ということ。成功も失敗も共有、って、すごく信頼関係がないと難しいように思いますが、起こるのは失敗ではなく双方にとっての気づきだと思っています。

元々失敗しようと思ってビジネスを行なうような人はいないはずです。何よりも「お客様のお客様」を意識して、こうすれば良くなるはず!と行動した結果が利益に結びつかなくても、現実と想定の違いをデータとして出すことができるので、固定観念を変えられる、という成功になるわけですね。その点、「失敗」というのは何の気づきも得られなかったり、自己満足で終わってしまうことを指すのでしょう。

2.顧客主義を貫き、行動します
ウェブ解析士はユーザの声を事業活動に生かす方法を提案します。クライアントから報酬を得る立場でも、勇気をもってユーザの声を伝えます。さらに、ユーザの声をもとに仮説を立て、行動します。行動なきウェブ解析に価値はないと考えるからです。

行動!行動!行動!

ゲシュタルト崩壊を起こしかねないほど頻繁に見かける言葉ですが、じゃあ「行動」って何ですかね?データを見る?レポートを作る?仮説を立てる?提案する?

レポートを作るのは行動を促すための道具(議題)を作るものですので、ちょっと違いますね。ウェブ解析士の行動とは、「実際に関係者を集めて定期的なミーティングを行い、意見を交わしながら次の施策のスケジュールを立てて実行するよう促す」ことではないかなあと思ってます。PDCAの回し役ってことですね。

3.あらゆるデータと真摯に向き合います
ウェブ解析士は、ユーザとクライアントが幸せな関係を築くために、データを根拠として組織を変革する者です。それによって、社会をより良い方向に変えることができると信じています。そのため、アクセスログやウェブマーケティングツールにとどまらず、事業の成果につなげるために必要であればウェブと直接関係のないデータも分析対象とします。

データを元に分析を行うのではなく、仮説を元にデータ分析を行なうのです。ウェブのデータは膨大で、何でもわかりそうな気もしますが、それに振り回されては本末転倒です。仮説を検証するデータがウェブになければ、そっちも分析する必要が出てくるわけですね。

逆に、お客様である企業側が「このデータはウェブとは関係ないから見せられない」という対応では問題が生じてしまうこともあります。そのためにウェブ解析士は、一番最初にNDA(機密保持契約)を結び、絶対の信頼を得て、すべての関連データを道具として使うことができるのです。

4.誰もが機会を得るため、実務と教育を両立します
ウェブ解析士は、誰でも望めば学び、教え、解析をし、解析を受ける環境を作ります。実務でリアリティを持つこと、教育でポリシーを守ることにより、有用な実績と人材育成につなげます。実務と教育の両軸を回すことは、ウェブ解析士が持つ重要な価値感です。

初級ウェブ解析士を受講した方々は、「ウェブの使い方が体系的にまとまっていて、効率よく学べてすごい!」という感想を持つことが多いようです。それだけに、実務に活かせる内容なんです。

ただ、具体的にどうしたらいいだろう?というところは各環境それぞれなので、「こういう場合はこう」という “how” まで網羅されているわけではありません。でも失望する前に、与えられた内容だけでなく自分たちで「こうしていこう」「こういうところが変わったな」と、考えていただきたいところです。何よりも経験ですから。

5.顧客情報の保護と実務経験の共有を両立します
ウェブ解析士の取り扱うデータは企業秘密情報であり、契約や情報管理においてユーザ及びクライアントにリスクを与えないよう厳重に管理します。一方で、経験を共有する活動を怠ってはなりません。経験を積極的に共有することで、ウェブ解析士全員が解析の質を高めることを喜びとします。

自分だけの知識に留めることはせず、情報を共有して、よりよい提案・施策ができるような環境が整っています。もちろん、企業秘密に関わることは絶対に漏らしてはいけません。NDAに抵触しないことが前提です。(場合によっては資格を剥奪されます)

上級ウェブ解析士の資格を取得してメーリングリストに招待されたのですが、有用な情報が交わされていて驚きました。たくさんのウェブ解析士と情報共有することの一番のメリットは、自分の視野を広く持つことができること、だと思いましたね。

WEB解析 Advent Calendar 2012 12日の記事でした。