Mindy Mouseはい、ごめんください。ひじり@雪国のウェブ解析士です。

ウェブ解析を行なうと「ここらへんを改善するとこれだけ良くなりそう」という仮説を立てることになるわけですが、「どのように改善すれば良いのか?」という方法を模索することになります。

Google Analytics の解析データだけでは見えてこない部分もあります。その定量的なデータからはわかりにくいのが、ユーザビリティ。製品やサービスには自信があるのに、どうにもコンバージョンにつながらない、という場合は、ユーザビリティの改善を行なうと一気に改善できる可能性があります。逆に、闇雲にデザインリニューアルを行なっても費用がかかるばかりですね。ポイントを押さえて改善していきましょう。(だからニッチなサービスを扱っている、金銭的体力の少ない中小企業にウェブ解析はオススメなのです)

ユーザビリティってなんだろう?

ユーザビリティ (Usability) はそもそもウェブに限ったものではなく、端的に言えば「使いやすさ」です。ISO 9241-11 に言葉の定義があるのですが、私は、期待する目的を達成するため、ユーザが気持ちよく使えるかどうか と考えています。どれだけストレスを減らせるか、ですね。

ユーザビリティについては下記が詳しいので、ちゃんと知っておきたい方は一読しておくことをお勧めします。

参考サイト:ユーザビリティとは – U-Site

上記サイトからちょっと引用。下記5つのポイントがわかりやすいです。

学習しやすさ
システムは、ユーザがそれをすぐ使い始められるよう、簡単に学習できるようにしなければならない
効率性
一度学習すれば、あとは高い生産性を上げられるよう、効率的に使用できるものでなければならない
記憶しやすさ
ユーザがしばらくつかわなくても、また使うときにすぐ使えるよう覚えやすくしなければならない
エラー
エラーの発生率を低くし、エラーが起こっても回復できるようにし、かつ致命的なエラーは起こってはならない
主観的満足度
ユーザが個人的に満足できるよう、また好きになるよう、楽しく利用できなければならない

じゃあ、これらをどうやって評価すれば良いのか?GA の場合は直帰率の高いページや、重要なページの滞在時間が極端に短い、長いというような部分を確認する方法もあります。が、近年、無料で始められるツールが出てきているのでそれを利用しない手はありません。

ユーザビリティをチェックするためのツール

ユーザビリティを確認するためには、アンケートやモニターによるユーザテストが主流でしたが、これは時間も費用もかかって大変でした。しかし、ウェブにおけるユーザビリティチェックは、無料から始められるツールが色々出てきて、手軽に確認できるようになりました。すごい時代ですね。

主にはヒートマップ(どこが見られているかがサーモグラフィーのようにわかる)やマウストラッキング(マウスがどんな動きをしたのかがわかる)などが主流で、おそらく他にもあるのだろうとは思いますが、個人的に面白そうだと思ったツールをご紹介します。

User Heat(ユーザーヒート)

ヒートマップの無料ツール User Heat :どこが読まれているかを可視化

1アカウント(メールアドレス)につき1つのタグが発行され、タグを含んだページのデータを蓄積していきます。

ここがすごい
どこがよく見られているのか、どこにクリックが集中しているのか、などがヒートマップとして現れるので、直感的に知ることができます。

例えば、バナーのつもりではない画像がクリックされていたり、バナーとして作った画像が完全にスルーされていたり。力を入れたフッタが思ったほど見られていなかったり・・・。結構衝撃的な事実がわかります。

注意したい点
URLごとにデータが蓄積されるので、同じURLでも期間によって内容が変わると、正しい結果を得られない場合があります。例えば、先月まであったメニューがなくなって1つずれると、「あれ?なんだ、このページ結構クリックされてるじゃん?」ということが起こりかねません。

そのような期間設定を踏まえたり、もっと詳細なデータがわかる有料版は下記、ユーザーインサイト。

アクセス解析ツール ユーザーインサイト : どんな読者が、どうサイトを見たかが分かるアクセス解析

GhostRec(ゴーストレック)

まったく新しいWEBサイトのユーザビリティ調査ツール – GhostRec.jp

ユーザ登録し、簡単な手順で発行された javascript のタグを解析したいサイトのページに埋め込みます。最初は無料で始められ、続けたいと思ったら課金する形になります。最初にクレカ登録などはなく、有料版への押し売りもないので、辞めたい場合はすぐに辞められます。

ここがすごい

タグを埋め込んだページにアクセスした人の行動が全部録画されているという、監視カメラのような驚愕のツールです。そのデータを元にヒートマップも生成されます。

監視カメラって言うとすごく気持ち悪い感じを受けるかもしれませんが、個人情報はまったくわかりません。そんなゴーストレックの使用レビューはまた後日。

注意したい点

最初は 100RecPv(録画100回分)が無料でもらえるので、とりあえず全部のページに仕込んでみました。そしたら、2日かからずにでもう使い切ってしまったんですね。
そのくらいのPVはわかっていたので、「おー、すごーい!どんな動きをしてるのかなあ?ワクワク」と覗いてみたら、0秒とか1秒とかのオンパレード。しかもページがバラけているのでデータが蓄積されにくく、ヒートマップがとれたのはたった1ページ。(それでも取れただけすごいのかも)
「とりあえず」でやってはいけない典型的な失敗となりました。というのも、ここまで短時間のデータばかりになるとは思っていなかったので。やるなら目的を持ってページを2~3に絞ったほうがいいです。も、もったいなさすぐる…。

ユーザビリティチェックツール

ユーザビリティチェックツール | ユーザーサイド 株式会社アーティス ユーザビリティ研究プロジェクト

汎用的なチェック項目をすべて網羅しています。ユーザ視点というよりは、提供側として心得ておきたいという項目がズラリ。登録の必要はないので簡単に使えますね。

ここがすごい

各カテゴリーごとに設問があり全部で55項目もあるので、「サイトのユーザビリティチェック結果です」とか言って顧客に出せる資料になりかねないくらい網羅されています。

注意したい点

ユーザビリティは時代によって変わってくる部分もあるため、これらの項目がすべてではありませんし、型にはまらない動きをするのが人間です。
どんなところに着目していればいいか、というのを自分のものにしておきたいですね。

FiveSecondTest(英語のみ)

FiveSecondTest

最後は英語版しかないのですが、スクリーンショットを5秒間見て、設問に答えてもらい、その結果を反映するというもの。タスク型の簡単なアンケート調査ツールですね。

ここがすごい

簡単な登録、簡単な手順でデータが溜まっていくのが面白い。このサイト自体のユーザビリティが秀逸(笑) 有料版もあります。

注意したい点

言語が違うとよくわからないしどう答えたらいいのかわからない、という状況になるので、海外向けのサイトには適していますが日本語サイトは難しいですね。日本語版があればいいのに。(余裕ができたら似た感じのものを作ってみたいなあ)

というわけで、今度はゴーストレックの使用レビューを行いまっす。


1件のコメント

  1. メモ。 / “サイトを作ったら設置しておきたい、ユーザビリティ調査ツール4選 | @mekemoke” http://t.co/3HjXpxGsFr

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