はい、ごめんください。
WEB解析 Advent Calendar 2日目にしてかなりぶっちゃけた話題です。(2013.2.13 評判をちょっと追記)

温度差の壁

「ウェブ解析の重要性はわかった、すごいよコレ!」
「ウェブ解析のコンサルティングスキルって、かなり強い武器になるね!」

その思いは確かなはずです。でも、資格を取った後の先がよく見えないというのもあると思います。資格を取った方でも、「すごい知識を得た!」・・・で、終わってしまう場合が少なくないようです。

そんな状態ですから、顧客に「ウェブ解析をしましょう!」と言っても、

「うーん・・・すごいのはわかったけど、今はこっちを優先したいから。機会があればね」

と返されることも珍しくないと言えるでしょう。

デザインが古くなったからリニューアルしたい、とか、
CMSを入れたいからリニューアルしたい、とか、

手段が目的になるよりも前に目標を達成するための提案をすることで、効率の良いデザインや仕組みづくりを行なえるようにすることが、ウェブ解析というスキルです。
でも顧客がすでに大まかな内容と予算を想定して制作依頼をしていると、ウェブ解析は「予算外」になりかねません。

これは地方に顕著だと思いますが、知らないしわからないし他もやってないし実績もよくわからないからやらない、というのは何でも少なからずありますね(これについてはまた後述します)。ウェブ解析士という資格自体もまだ新しいものですから。

この温度差こそが、「ウェブ解析は食っていけない」という大きな理由だと思います。

ウェブ解析士の評判は?

全体的な評判は悪くはないようです。ただ、「高いよね!」という感想は必ずもらいます(笑)

初級を受けた方 ・・・ 「アクセス解析の使い方(運用の仕方)がわかった」「テキスト読むだけでも面白いね!」「ウェブ制作を仕事にしている人なら楽勝じゃね?」

上級を受けた方 ・・・ 「む、難しい…受かる気がしない」「マーケティングのことがわかって良かった」「初級だけじゃ物足りないから上級は受けておきたいな」「マスターはいいや」

ネット界隈ではこんな評判が散見されますね。私の地域ではそもそも「ウェブ解析?なにそれおいしいの?」という反応なのですが、ウェブ解析士の事を知っている方には「便利そう!」という感想をいただいています。

ただし、まだ「ウェブ解析をしてもらったらこんなに売り上げ上がったからみんなもオススメだよ!」という方には出会ったことがありません。こ、これからがんばるんだ・・・(握り拳)

ウェブ解析のスキルだけでは独立できない?

できなくはないでしょうが、上記の「温度差」があります。
もし仕事を見つけても、工数に合わない費用で請け負ってしまい、自滅してしまう場合が多いのではないでしょうか。

また、上級ウェブ解析士の資格だけでは実技能力が足りず、本当に成果の出せる提案を行なうのは難しいと感じます。独立を目指すなら、やはりマスターまで取得する必要があるでしょう。

・・・16歳の誕生日を迎え、初めてお城からフィールドに出て、スライムを倒して傷ついたら城に戻る。たくさんのモンスターを倒して、少しずつ成長して、ようやく家に帰らなくても自分で冒険できるようになる。

ウェブ解析士と所属する会社の関係って、こういうことなんじゃないかと思います。一見、薬師や学者や魔法使いのようですが、意外と戦士系です。呪文を唱えても効果は薄く、経験を積んで力をつけなくては能力を発揮できません。

(余談ですが、CSSやコードスニペット=魔法みたいなものだと勝手に思ってます。もちろん、使い方次第で変わるので各個人のセンス(経験)が関わってくるところではありますが。それも含めて、まさに現代魔法だな〜と)

ウェブ解析をメインにするなら、「成果を出せる」能力が必須です。
でも、サブスキルとするならこんなふうに活かすことができます。

ウェブ解析スキルをサブスキルとして活かそう!

ウェブデザイナー × 初級ウェブ解析士

デザインだけしているというのはあまりないと思うので、ウェブクリエイターと言った方がいいのかな?ユーザを軸にしたデザインをシステマチックに考えられるようになります。

デザインは好みによって判断がわかれるだけに、誰か(作り手・相手)の自己満足で終わってしまいかねません。「良いデザイン」=「目的を実現するデザイン」だと思いませんか?

数字は苦手…という方は、むしろがんばって上級まで勉強すると、パズルを解く感覚に近くなるので上級の方が楽しいかも。

ウェブマスター × 初級ウェブ解析士

営利・非営利に関わらず、ホームページを管理している人には、初級テキストがオススメ。アクセス解析の(ツールの使い方ではなく)基礎を知ることができ、それを踏まえたウェブ解析の知識が身につきます。
コンバージョンは、物を買うだけでなく訪問者の欲求を満たす内容でもいいんですよ。

ウェブディレクター × 上級ウェブ解析士

方向性を決めるための指針を、データから読み取れるようになります。説得力のある提案やプレゼンができ、戦略の幅も広がります。
ライバルを知り、差別化を図ることができるようにもなります。

ウェブ解析士に求められるスキル

総合的なスキルを求められるのですが、得意分野があってもいいと思います。アクセス解析が得意、マーケティングが得意、改善案出しが得意、など。

でも一番必要なのは、提案力なのかなあと思います。

すごさをわかってもらう、だけでは進みません。もっと具体的に突っ込んで、「御社はこれを目指していて、今こういう状態のようですが、ここに問題がある/ここを伸ばす余地があるので、こういうことをやってみるとこういう結果が期待でき、御社の目標にこれだけ貢献できますよ」とまで言う。

これって徹底的な顧客目線ですよね。ウェブ解析士は、ウェブを用いて顧客と同じ視点から改善提案をしていくプロフェッショナルとも言えます。

そんなわけで、冒頭の温度差については、どれだけ顧客目線に立てるかで、ある程度緩和できるのではないでしょうか。ダメな時はダメなんでしょうがw、熱意が伝われば次の機会につながるかもしれません。
その時は「じゃあアクセス解析だけ入れておきましょう」という提案なら受け入れられる可能性が高いです。データが蓄積されれば、更に精度の高い提案もできるでしょう。

・・・以上、この記事がウェブ解析士の資格を取ってみたいなーと思っている方の背中を押せれば幸いです。

一般社団法人ウェブ解析士協会の公式サイトはこちら↓
ウェブ解析士認定講座・検定 | 初級・上級・マスター3つの資格を用意

さて、本日12/2は上級ウェブ解析士の二日目真っ只中。受かれば新潟県では初の上級ホルダーということに(というかこういう記事書いててまだ取ってないんかい、というツッコミh)。二日目のレビューはまた次回!


2件のコメント

  1. たしかにウェブ解析は単体で稼ぐというより他のスキルと合わせて活用した方が現実的 RT @komatsu203: RT @mekemoke: ブログなう:http://t.co/yeTG0Zhb [AC2012] ウェブ解析士って結局どうなの?食えるの? | @mekemoke

  2. 上級になったのでちょっと見返してみた/再掲&追記:http://t.co/8IudocoC [WACA] ウェブ解析士って結局どうなの?食えるの?評判は? | @mekemoke