19. 11月 2012 · [WACA] 上級ウェブ解析士の講座を受けてきました はコメントを受け付けていません。 · Categories: ウェブ解析 · Tags: ,

新潟から東京方面へ

新潟での上級講座は、”人が集まれば” 2月にあるかもという話だったのですが、そもそも人が集まるのかわかりません。もちろん個人的には集まって欲しいけど、未定の状態を来年まで待ってられず、初級と同じ講師の先生に受けたい気持ちもあり、ここから東京方面は新幹線一本で行けるので、ある意味便が良いのだからとお金がかかるのは目をつぶって、行って来ました東京会場。

駅の近くだし、1時間くらい早いけどランチでも楽しみながら余裕だわーと思っていたのですが、方向音痴スキルを持つ自分が学んだことは、「まず場所を確かめてから近場の店に入る」でした。そんなわけで、あたりをつけて歩く。

・・・が、アテにしていたスマホのナビがまったく使えず、どうやら裏側を歩いていたところまではわかり、コンビニの場所を確認して道を辿るも、それらしき建物もなく大きな通りにぶつかったり。引き返して注意深く建物を見ながら、ようやく10分前には着きました。1時間近く歩いたこととお昼を食べ損ねたことが、5時間に及ぶ座学に響いてしまったことはここだけの話。方向音痴スキルを相殺してくれるような妖精さんがいてもいいと思うの。夢魔、お前いらない。

とにかく着いて良かったですよ。2日目はもう大丈夫。たぶん。

時間も長いがボリュームもすごい

カリキュラムは公式サイト参照で。

ウェブ解析士認定講座・検定 | 初級・上級・マスター3つの資格を用意: 上級ウェブ解析士認定講座

初級と違って、上級にはテキストがありません。事前課題はあるものの、ほとんど予習ができない状態です。だからその場で覚えなければならないことが盛り沢山。幸い、講師の先生は試験のポイントを重点的に解説してくれるのですが、正直そのメモ取りも追いつかない。久しぶりにノートをとったので、腱鞘炎気味になりました。

ところどころ演習問題があって、チームになって回答を模索するのですが、時間は5分も取れません。自分で考えた意見を交換しあって、多数決で決めるような塩梅に。それでも、他の方がどんな資料を用意したのかとか、意見を聞いたりするのは楽しいですよ。効率良く進める必要があるのだなあと感じました。
同じチームになったOさん、Nさん、Tさん、ありがとうございました。

今回、人数が多めだったので3チームに分かれました。人数多いほうが愉しそうだなと思っていたのですが、他のチームの方とはあまり交流が持てずに終わりました。
2日目は違う席に行ってみます。有志だけでも、懇親会のようなものがあると嬉しいなあ。

上級講座の事前課題

事前課題として出されたのは、マーケティング・フレーム関係の問題と、4つの時系列グラフから、傾向を見つけコメントをするというもの。

ウェブ解析はとにかく事前準備が大事です。

その1つとして、基本の基本であると言われているマーケティング・フレーム、3C・4P・5Force を当てはめることに。これは直接マーケティングに使うというより、相手を知るために使うものという位置づけ。相手のことを知れる上に、双方の合意が得られやすいというメリットがあります。
私みたいなド素人はともかく、マーケティングに精通している方は他の手法でもいいと思うんですけどね。

某有名喫茶店の立場に立って回答するというものでしたが、私個人はそもそも頻繁に利用できるような地域ではないし、どこも同じようなものだと思ってたし、どう調べたらいいのやら。

Wikipedia とか見て(検索して調べるのは自由)(むしろ知らない場合は検索して調べることが重要)それっぽいものを列挙してみました。
同じチームの方々はもっと突っ込んでて、IR情報とか店舗数とか調べあげていました。なるほど。

クライアントのことを知らない方が多いので、こうやって色々な事を調べるのは必要なことだし、大変だけど楽しいですね。フレームワークになっているから、それぞれの視点で相手をすぐに判断できるようになれば、もっと楽しいんだろうなー。

もう一つは時系列グラフから傾向を読み取る問題。

「上がった下がった」は素人でも読めるので、どんなユーザーが来ていると推測されるのか、これをしたらどのように変わったのか、などを傾向から読み取ってコメントします。

気分は推理をする探偵、もしくはパズルを前にした子ども。仮設を立てて検証し、変化を見て原因を分析し、その原因に対して対策を立案する。

もちろん、すべては成果を出すために行なうものです。会計士の仕事は利益を出すことであって、帳簿をつけることではないのと同様に、ウェブ解析士は統計を分析することではなく、成果を出すことがオシゴトです。

上級講座の演習問題

事前課題以外に行ったことは、KPIの設定や、初級でも行った計算問題の応用編など。
計算問題は改善後の直帰率を算出する、とか、慣れれば簡単なんですが、それはあくまで数値が設定されているから。1日目の課題です、とさらっと出されたA3のこまっかい表には一瞬唖然としましたヨ。

現状把握したらそれを数値に落としこんで、黒字を出すための計画を作ることが必要なんですもんねー。「ウェブ解析士はウェブの会計士」の意味がよくわかりました。

上級の試験内容について

1日目に課題が2つ出されるので、2日目に提出する必要があります。エクセル(xlsが開けて編集できるものならなんでもいいと思う)と印刷したA3用紙2部が必要です!(うちのプリンターA3出せないから、A4→A3拡大しようか…)
内容はウェブマーケティング計画の立案と、ウェブ解析レポート(コメント)の作成です。1日目の事前課題に似ていますが、難度は一気に飛躍してます…。

2日目の最後に認定試験があります。内容は計算問題と正誤問題+理由をコメント、でよかったかな。
とにかく時間がないという感想が多いようなので、計算問題は後回しにして、正誤問題→理由→計算問題の順に解いたほうが良いようです。

あとは熱意だ!

まとめ:上級は難しいけど楽しいよ!

上級は実践的な内容になるということは知っていましたが、想像以上に実践的でした。こんなことまでやらなきゃならんのかー!と。最初の土台作りがとても大切で、そのためにするべきことがたくさんあります。

正直なところ、ウェブ解析をかじって「ちょっとやってみた」だけでは、本来の「成果を出す」というゴールに辿り着くのは難しいと感じました。

もちろん、意識することは大事で、それによってある程度の成果を見込めることはできるはず。だから知識は無駄ではないことは確かです。訪問数を増やす、コンバージョンを増やす、そのような過程に至るためのアドバイスや立案はできるようになるでしょう。

ただしプロは、過程の果てに「黒字」がちゃんと見えていなければならない。途中でやめたら意味がないので、中~長期的な計画が必要。企業側も解析士側も、相当の体力を要します。
こう書くとものすごく大変そうですが、設計とスケジューリングさえすればあとは舵取りだけなんですけどね。その基本設計に能力が問われるところです。

何はともあれ、2日目には基準値や具体的なポイントに関する内容もあるようなので楽しみです。
上級ホルダーになれたら、モニターさん募集してみよう。(気が早い)